ネット検索エンジンで物件名を打ち込むと、サジェスト上位に浮上するのが「事故物件」「大島てる」といった不穏なワードです。読者が最も気にする朝日プラザ梅田2 事故物件の真相について、現役の宅地建物取引士へのヒアリングおよび過去の公示情報を突き合わせると、いくつかの客観的な事実が浮かび上がってきます。
結論から述べると、事故物件情報提供サイト「大島てる」等において、過去に特定の単身住戸で孤独死や変死事案が発生した記録が複数件掲載されているのは事実です。しかし、これは「建物全体が呪われている」「幽霊屋敷である」といったオカルト的な言説とは明確に切り離して検証する必要があります。
総戸数が100戸を超え、単身高齢者や生活リズムの不規則な若年層が多く出入りする築40年の集合住宅において、数十年という時間軸の中で病死や孤立死が一度も発生しないケースを探すほうが統計学的には困難です。国土交通省が2021年10月に策定した「人の死の告知に関するガイドライン」に基づけば、日常生活における自然死や不慮の事故死は原則として告知義務の対象外とされています。
「他殺、自殺、または特殊清掃を要した事案」については賃貸契約において概ね3年間の告知義務が発生しますが、ネット上で語られる噂の多くは、10年以上前の古い事案や伝聞がデジタルタトゥーとして残留・増幅されたものです。現在募集されている一般の朝日プラザ梅田2 空室情報の大半は法的な心理的瑕疵のない通常住戸であり、極端に警戒心を煽るネットの書き込みには過剰なバイアスが含まれていると判断できます。