4番ユーティリティに設定されているロフト角は、一般的に21度から23度(標準値は22度)が主流です。アイアンセットでいえば3番〜4番アイアンに相当するロフト設定ですが、中空構造と深い重心設計によって、ロングアイアンよりも遥かに高弾道かつ低スピンのボールが放てる設計になっています。
一般男性の平均的なヘッドスピード(ドライバー計測で40〜42m/s)の場合、4番ユーティリティのトータル飛距離は約180ヤードが標準的なベンチマークとなります。力んで無理に飛ばそうとするのではなく、キャリーで170ヤード、ランを含めて180ヤードを計算できるクラブとしてセッティングに組み込むのがコースマネジメントの鉄則です。
ドライバーのヘッドスピードと4番ユーティリティの性能相関を以下の客観データ表にまとめました。弾道測定器トラックマンおよびギアフィッティング現場での平均値に基づいた基準となります。
女性ゴルファーの場合、標準的なレディースモデルの4番ユーティリティはロフト角が22〜24度前後に設計されており、非力なスイングでもボールが上がりやすい工夫が施されています。ただし、ヘッドスピードが33m/sを下回る場合、ロフト角22度前後のクラブでは十分なキャリーを出せず、7番ウッドや9番ウッドの方が結果的に滞空時間が長くなって総飛距離が伸びるケースも見られます。