子宮口の測り方を助産師が徹底解説!自己内診の危険性と出産の真実

子宮口の測り方を助産師が徹底解説!自己内診の危険性と出産の真実

子宮口の測り方を助産師が徹底解説!自己内診の危険性と出産の真実の詳細解説を解説します。専門的な知識が詰まっています。

臨月の健診に通う多くの妊婦が口を揃えて「内診が痛すぎる」「健診が怖い」と訴えます。なぜ臨月の内診はこれほどまでに痛みを伴うのでしょうか。

臨月の内診が痛い最大の理由は、未熟な時期の子宮口が骨盤の奥深く(背中側)を向いており、医師が指を深く差し入れて角度を合わせる必要があるためです。さらに、出産直前の骨盤周囲は血流が鬱滞して組織が過敏になっており、内診への恐怖から骨盤底筋群に力が入ることで、余計に強い締め付けと摩擦痛が生じます。

また、ネット上で俗に「内診グリグリ」と呼ばれる処置は、医学用語で「卵膜剥離(らんまくはくり)」を指します。予定日超過が懸念される場合や、陣痛を自然に誘発したい局面で実施される医療介入です。

医師が指先で子宮頸管の内口周囲にある卵膜を子宮壁からわずかに剥がすことで、局所的にプロスタグランジンというホルモン様物質が分泌され、子宮収縮と頸管の熟化が促進されます。施術直後から下腹部の鈍痛や「おしるし」に似た少量の出血(褐色〜鮮血)を伴うことが多く、処置後24〜48時間以内に陣痛が発来する妊婦も珍しくありません。激しい痛みを伴う処置ですが、不必要な医療介入ではなく、分娩誘発を円滑にするための明確な医学的根拠に基づいた処置です。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。