中国茶の入れ方決定版!温度と蒸らし時間で自宅の一杯が激変するの特集記事をお届けします。専門的な知識がチェックできます。
中国茶は発酵度や製法の違いによって「緑茶・白茶・黄茶・青茶(烏龍茶)・紅茶・黒茶(プーアル茶)」の六大茶類に大別され、それぞれ湯の温度や抽出特性が大きく異なります。さらに産地ごとの個性が際立つ台湾茶も加わります。茶葉のポテンシャルを極限まで引き出すための客観的指標を一覧にまとめました。
茶種(分類)湯の適正温度・蒸らし時間(1〜2煎目)洗茶の要否・何煎目まで飲めるか編集部の見解・味の引き出し方青茶(烏龍茶・武夷岩茶・鳳凰単叢)95〜100℃(沸騰直後)
15〜25秒洗茶:推奨(約3〜5秒)
抽出回数:6〜8煎烏龍茶の美味しい入れ方は「容赦ない熱湯」が鉄則。温度が数度下がるだけで芳醇な香気成分が揮発しなくなる。台湾茶(凍頂烏龍茶・高山茶・東方美人)球状烏龍:95〜100℃ / 30〜45秒
東方美人:85〜90℃ / 40〜60秒球状烏龍:推奨
東方美人:不要
抽出回数:5〜7煎大陸の岩茶との入れ方の違いは形状。球状に固く揉捻された台湾茶は茶葉が開くまでに最初の蒸らし時間を少し長めに取るのがコツ。黒茶(プーアル熟茶・生茶緊圧茶)100℃(完全沸騰)
15〜20秒洗茶:必須(1〜2回、各5秒)
抽出回数:8〜10煎以上プーアル茶の淹れ方のコツは十分な洗茶による「ほぐし」。熟茶特有の湿気臭を飛ばし、まろやかなコクだけを残す。緑茶(龍井茶・碧螺春)80〜85℃(湯冷まし)
45〜60秒洗茶:厳禁
抽出回数:3〜4煎耐熱ガラスコップを使い、茶葉が上下に踊る姿を愛でながら淹れるのが王道。熱湯を直接注ぐと葉が煮えて黄色く変色する。白茶(白牡丹・白毫銀針・老白茶)新茶:85〜90℃ / 40秒
老白茶:95〜100℃ / 20〜30秒新茶:不要
老白茶:推奨
抽出回数:5〜6煎産毛の多い新芽系はやや低めの湯で繊細な甘みを引き出す。数年熟成させた老白茶は高熱湯で淹れると蜜のような甘い香りが立つ。紅茶(正山小種・祁門紅茶)90〜95℃
20〜30秒洗茶:原則不要
抽出回数:4〜5煎洋風紅茶のような長時間のポット放置は禁物。短いピッチで注ぎ分けることで、中国紅茶特有のフルーツ香や燻香が際立つ。