精神病の家族に疲れた限界の処方箋|共倒れを防ぐ公的支援と距離の置き方

精神病の家族に疲れた限界の処方箋|共倒れを防ぐ公的支援と距離の置き方

精神病の家族に疲れた限界の処方箋|共倒れを防ぐ公的支援と距離の置き方に関する専門家の意見を分かりやすく解説いたします。

Q1:家庭内で暴言や暴力がある場合、警察を呼んでもよいのでしょうか?
A1:迷わず110番通報してください。「身内だから」「病気だから」と我慢することは、家族の生命を脅かすだけでなく本人にとっても事態の悪化を招きます。通報時に「精神疾患の通院歴がある」ことを明確に伝えると、警察官と保健所、医療機関が連携して精神保健福祉法第23条(警察官の通報)に基づく指定医の緊急診察や、自傷他害のおそれによる措置入院へつながるルートが開かれます。

Q2:本人がどうしても精神科の受診を拒否しています。家族はどうすればいいですか?
A2:本人を無理やり車に乗せて連れて行く必要はありません。まずは精神保健福祉センターや保健所の相談窓口へ、家族だけで相談に赴いてください。これまでの生活歴や言動を時系列でメモにまとめて持参すると、保健師や専門員から訪問指導の実施や、本人を刺激しない受診勧奨の具体的なアプローチについて助言を受けられます。

Q3:本人が無職で収入がない場合、家族が別居すると生活が成り立たないのでは?
A3:本人が経済的に自立していない場合でも、障害年金や生活保護などの公的所得保障を活用すれば一人暮らしやグループホームでの生活は十分に可能です。世帯分離を行ったうえで福祉事務所に相談し、生活保護を受給しながら障害福祉サービスで身の回りのケアを受ける体制を構築すれば、家族の経済負担なしで物理的自立を果たせます。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。