ネット上の掲示板やSNSでは、ニュークラブに関する多くの誤解やトラブル報告が散見されます。その筆頭が「指名替え」にまつわるルールです。
大衆的なキャバクラでは、前回来店時に指名したキャストがいても、次回来店時に別のキャストを本指名することがシステム上許容されている店舗が多数を占めます。しかし、高級志向を色濃く残すニュークラブ、特にすすきのの伝統的な老舗や一流店では、高級クラブのルールを踏襲した「永久指名制(係制)」を採用している店舗が少なくありません。一度本指名を入れたキャストは、以降その店舗に通う限り「その客の担当(係)」となり、原則として指名キャストの変更(指名替え)が認められなくなります。この構造を知らずに「今日は違う子を指名してみたい」と受付で告げ、入店を拒否されたり気まずい空気になったりする失敗事例が後を絶ちません。
また、同伴とアフターに対する誤認も深刻です。「同伴料(3,000円〜5,000円程度)を支払えば店外でプライベートなデートができる」「アフターで朝まで一緒に過ごせる」と思い込む利用者がいますが、キャストにとってこれらはあくまで「出勤前の営業活動」および「太客維持のための顧客サービス」の一環です。キャストと客の間に横たわるのは、あくまで高度に演出された擬似恋愛と社交の空間であり、私的な交際関係と混同した過度な接触やプライベートへの介入は、出入り禁止(出禁)処分の最大の要因となります。