Q1:はやり目と普通の結膜炎は、見た目だけで一般人が見分けられますか?
A1:外見だけで一般の人が正確に見分けることは極めて困難であり、危険です。ただし、「朝起きたときに目が開かないほどの激しい目やに」「耳の前のリンパ節が腫れて痛む」「白目全体が鮮紅色に塗りつぶされるような充血」が揃っている場合は、はやり目の可能性が極めて濃厚です。確定診断には眼科での迅速抗原検査(綿棒で結膜をぬぐう約10分の検査)が必須となります。
Q2:大人のはやり目は会社を何日休むべきですか?有給休暇扱いになりますか?
A2:眼科医の診断に基づき、充血や目やにが治まるまでの「約7日〜14日間」は出勤を控えるのが標準的です。社会人の休業については法律上の強制力がないため、会社の就業規則に準じます。特別有給休暇(感染症休暇)が設けられている企業もあれば、私傷病としての有給休暇消化や、会社指示による出勤停止(休業手当支給)となる場合もあります。まずは受診後に診断結果を上長や人事労務担当者へ報告してください。
Q3:はやり目が治りかけた後、目が白くかすむのは後遺症ですか?
A3:はやり目の急性期が過ぎた約1〜2週間後、黒目(角膜)に小さな白い濁りが多発する「角膜上皮下混濁(かくまくじょうひかこんだく)」が生じることがあります。これにより視力低下やまぶしさ、かすみ目が数ヶ月から年単位で持続するケースがあります。これを防ぐためには、目の充血が消えた後も自己判断で通院を中断せず、医師の指示通りに低濃度ステロイド点眼薬を継続使用することが不可欠です。
Q4:市販の「結膜炎・ものもらい用目薬」で初期治療をしても大丈夫ですか?
A4:おすすめできません。市販の目薬に含まれる抗菌成分(サルファ剤など)は細菌には有効ですが、はやり目の原因であるアデノウイルスには全く効果がありません。効果がないまま時間を浪費することで、家庭内や職場への感染拡大を許し、重篤な角膜合併症を引き起こすリスクが高まります。異変を感じたら市販薬に頼らず、速やかに眼科を受診してください。