Q1:沸騰したばかりの熱湯を使うと、茶葉が火傷して傷むことはないのですか?
A1:日本の玉露や高級煎茶と異なり、烏龍茶やプーアル茶、紅茶などはしっかりと発酵・焙煎されているため、100℃の熱湯で茶葉が傷むことはありません。むしろ高沸点の芳香成分を揮発させるには完全沸騰の湯が不可欠です。ただし、新芽のみで作られた中国緑茶(龍井茶など)や繊細な白茶の若芽に限っては、80℃〜85℃程度に湯冷ましして注ぐのが正解です。
Q2:洗茶した最初のお湯は、絶対に飲んではいけないのでしょうか?
A2:毒性があるわけではないため飲んでも健康上の害はありません。しかし、洗茶の湯には茶葉表面の細かな茶粉や過剰な渋み成分が混ざっており、風味が濁っています。また、茶葉の芯から抽出される本来の甘みや香りは2煎目から本格化するため、味覚的な満足度を高める目的から、初湯は飲まずに茶杯や茶壺を温めるために回しかけて捨てるのが伝統的な流儀です。
Q3:1回使った茶葉は、翌日や何時間か経った後でも淹れ直せますか?
A3:衛生面および風味の観点から、数時間以上放置した茶葉や翌日への持ち越しはおすすめできません。中国には古くから「隔夜茶(一晩置いた茶)は飲むな」という言葉があり、湿った茶葉は酸化が進み雑菌が繁殖しやすい上、ポリフェノールの変質により強い胃腸刺激性を持つようになります。抽出はその日のうち、できれば数時間のセッション内に完結させるのが基本です。