春の桜と秋の紅葉の時期に合わせ、期間限定で実施されるのが「皇居・乾通り(いぬいどおり)一般公開」です。坂下門から乾門へと抜ける約750メートルの並木道が特別に開放され、普段は見ることのできない皇居中枢の自然を間近で愛でることができます。
乾通りの両側には、ソメイヨシノやサトザクラ、イロハモミジなどが豊かに植栽されており、春には咲き誇る花のトンネル、秋には鮮烈な錦秋の景色が濠の水面に映り込みます。道中には、宮内庁庁舎の全景や、宮殿の屋根瓦の精緻なディテールを間近に観察できるポイントも点在しています。
乾通り一般公開は事前予約不要で入場できますが、入場門となる坂下門では厳重な手荷物検査と金属探知機によるボディチェックが行われます。開催期間中の週末は長蛇の列ができるため、混雑を避けるなら平日の開門直後(午前9時台)が狙い目です。一方通行の通り抜けルートとなっているため、乾門を出た後は北の丸公園や千鳥ヶ淵方面へそのまま足を伸ばす散策計画を立てておくと無駄がありません。