Avicii「Wake Me Up」歌詞の真実とEdm史を変えた誕生秘話

Avicii「Wake Me Up」歌詞の真実とEdm史を変えた誕生秘話

Avicii「Wake Me Up」歌詞の真実とEdm史を変えた誕生秘話を徹底追究! 知っておきたい トピックの裏側を分かりやすく展開します。

「Wake Me Up」の歴史は、ダンスミュージック史上もっともドラマティックな逆転劇から始まりました。舞台は2013年3月、米マイアミで開催された世界最大級のフェスティバル「ウルトラ・ミュージック・フェスティバル(UMF)2013」。ヘッドライナーを務めたスウェーデン出身の天才プロデューサー、Avicii(本名:ティム・バークリング)のステージです。

フロアを埋め尽くした数万人のオーディエンスが「Levels」のような高揚感あふれるシンセリフを待ち望む中、ステージに現れたのはアコースティックギター、バンジョー、そして生ドラムを従えたフルバンドでした。突如響き渡った泥臭いフォークサウンドに対し、会場は困惑に包まれ、ネット上では「フェスを台無しにした」「EDMへの裏切りだ」と激しい批判とブーイングが吹き荒れました。

当時、EDMはデジタルシンセの派手なドロップ(サビの盛り上がり)を競い合う飽和状態にありました。Aviciiはそうした画一的なトレンドに強烈な危機感を抱き、「ダンスミュージックはシンセの音色競争ではなく、メロディと本物のソウルで語られるべきだ」という信念のもと、アメリカン・フォーク/カントリーとEDMの融合を決断したのです。ロックバンド「インキュバス」のマイク・アイズィガー(Gt)らとスタジオに入り、直感のままに生み出したこの挑戦は、同年6月のシングルリリース直後に世界を震撼させます。全英チャート初週26万枚超のセールスを叩き出し、世界80カ国以上のiTunesチャートで1位を獲得。ブーイングを浴びせた批評家たちを瞬く間に沈黙させ、音楽シーンの新たな扉を開きました。

中島 亮太
著者

中島 亮太

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。