イレウスでなぜ死亡するのか?急変を招く初期症状と致死率の真相

イレウスでなぜ死亡するのか?急変を招く初期症状と致死率の真相

イレウスでなぜ死亡するのか?急変を招く初期症状と致死率の真相の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。

これまでにも多くの芸能人、タレント、文化人が腸閉塞(イレウス)によって帰らぬ人となり、メディアで大きく報じられてきました。こうした訃報に共通して見られるのは、「過去に受けた腹部手術の影響」と「病状の進行スピードの速さ」です。

虫垂炎(盲腸)や胆嚢摘出、婦人科系の疾患、大腸がんや胃がんなど、お腹にメスを入れた経験がある人は、傷口が治る過程で腸同士や腹壁がくっつく「術後癒着」がほぼ確実に生じます。この癒着は、手術から数カ月後だけでなく、10年、20年、30年という長い年月が経過した後でも突然イレウスを引き起こす引き金になります。

忙しい著名人が「風邪や胃もたれだろう」と市販薬を飲んで仕事を続けたり、自宅療養で耐えようとしたりした結果、受診時にはすでに腹膜炎や敗血症へ悪化していたという事例は後を絶ちません。過去に腹部手術の経験がある人の激しい腹痛は、決して自己判断で放置してはならないのです。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。