広瀬すずが芸能界入りを果たしたのは、中学2年生だった2012年(当時14歳)のことでした。姉の広瀬アリスが専属モデルを務めていたファッション誌『Seventeen』のイベントに来場した際、現事務所の社長からスカウトされたことが直接のきっかけです。同年の専属モデルオーディション「ミスセブンティーン2012」で見事グランプリに輝き、華々しいスタートを切りました。
モデル活動と並行して女優業へ進出すると、その圧倒的な存在感と天性の勘の良さですぐに頭角を現します。彼女の評価を決定づけた代表作とキャリアのハイライトは以下の通りです。
- 『海街diary』(2015年・17歳):是枝裕和監督に見出され、四女・すず役を好演。第39回日本アカデミー賞新人俳優賞を総なめにし、若手屈指の実力派として認知される。
- 『ちはやふる』シリーズ(2016年〜2018年):主人公・綾瀬千早役を熱演。競技かるたに情熱を注ぐ姿が社会現象となり、興行的にも大成功を収める。
- NHK連続テレビ小説『なつぞら』(2019年・21歳):記念すべき朝ドラ通算100作目のヒロイン・奥原なつを演じきり、国民的女優としての座を不動のものにする。
- 『流浪の月』(2026年)や近年の重厚作:誘拐事件の元被害者という難役をはじめ、人間の業や繊細な心理を描く本格ドラマ・映画で主演を重ね、演技派としての地位を確立。
10代前半でティーンのカリスマとなり、20代で日本を代表する看板女優へと成長した歩みは、同世代の役者の中でも群を抜いたスピード感と密度を誇ります。