ホテルの備品持ち帰り問題を巡っては、ソーシャルメディア上でも定期的に激しい議論が巻き起こっています。X(旧Twitter)などの投稿を見ると、「タオルの持ち帰りなんて立派な泥棒」「大人がやることではない」「同じ日本人として恥ずかしい」といった厳しい批判が圧倒的多数を占めています。
一方で、清掃員や支配人などホテル関係者とみられるアカウントからは、リアルな被害実態が数多く投稿されています。「タオルだけでなく、ヘアドライヤーや電気ケトル、シャンプーの中身まで抜き取られていた」「注意の電話を入れたら逆ギレされた」といった切実な声が寄せられており、宿泊業におけるリネン紛失の被害額は施設全体で年間数百万円規模に達することもあります。
原価高騰や人手不足が深刻化する宿泊業界において、備品の無断持ち帰りは単なるモラルの問題にとどまらず、宿泊料金全体の引き上げやアメニティサービスの縮小という形で、巡り巡って他の善良な宿泊客に跳ね返っています。旅の恥はかき捨てという身勝手な論理は、監視カメラやデジタル台帳が整った現代では通用しません。