宝くじ売り場で10枚(1セット=3,000円)を購入する場合、バラと連番では抽選時の判定プロセスが根本的に異なります。年末ジャンボ宝くじ(1ユニット2000万枚・100組×20万番)を例に、その確率構造を分解してみましょう。
まず宝くじ10枚購入時の当選確率を比較すると、7等の末等(300円)はどちらを選んでも1枚必ず当たる設計になっています。しかし、1等(2,000万分の1)単独の当選確率に目を向けると明確な差が生じます。連番10枚は「同一の組」で番号が10連続しているため、最初の組番号が外れた時点でその10枚すべての1等当せんの可能性が消滅します。
対照的に、バラ10枚は「10組すべて異なる組番号」かつ「下1桁が0〜9」で構成されています。つまり、バラは10回異なる組の抽選チャンスに挑む状態を作り出せるため、1等単独に巡り合える確率は連番の約2.5倍に跳ね上がります。1等の抽せんは組と番号の両方が一致して初めて成立するため、組のバリエーションを多く持てるバラの方が、1等単体のヒット率は数学的に有利に働きます。