デニムの歴史を語る上で双璧をなすブランドがリーバイスとLeeだ。リーバイスの堅牢なリベット補強や伝統の「TYPE I〜III」デザインに対し、Leeは左綾デニム特有のしなやかさと洗練されたポケットデザインで独自の地位を築いてきた。
特に寒冷期の着用において重要となるのが、生地の厚みを表す「オンス(oz)」である。15オンスから18オンスにおよぶヘビーオンスデニムは、高密度に織り上げられているため外部からの冷たい風をシャットアウトする強固なシールドとなる。着始めは硬く重厚だが、着込むほどに身体に馴染み、独自の経年変化(ヒゲやアタリ)とともに愛着が深まる。この重厚感こそが、防寒性と美しさを両立させる男の鎧なのだ。