氷を使った冷却法で最も扱いやすいのが「2リットルの凍らせたペットボトル」です。ここで多くの人が悩むのが、ペットボトルを扇風機の「前」に置くべきか、それとも「後ろ」に置くべきかという置き場所の選択です。
気流効率と冷却スピードを最優先にするなら、最も推奨されるのは「扇風機の背面(吸気側)」への設置です。扇風機は背面の空気を吸い込んで前方に押し出す構造になっているため、吸気口の直前に冷源を置くことで、冷やされた空気がファン全体を通じてムラなく送り出されます。
それぞれの配置によるメリット・デメリットは以下の通りです。
- 背面設置:ファン全体から均一な冷風が出る。モーターの熱を若干相殺できる一方、モーター内部への結露侵入に細心の注意が必要。
- 前面設置:風が氷に直接当たって瞬間的な冷涼感が強い。ただし、ボウルやボトルが風を遮る障害物になりやすく、風量が落ちる傾向がある。
さらに冷却持続時間を伸ばす裏ワザとして、水に対して約10〜15%の食塩を混ぜて凍らせる方法が極めて有効です。凝固点降下の作用によりマイナス数度まで温度が下がり、通常の氷よりも強力な冷気を長時間放出し続けることが可能になります。