メガネというキャラクターを不朽の存在に押し上げた最大の立役者が、名声優・千葉繁です。メガネが放つ台詞の数々は、常人の肺活量では到底追いつかない超高速のマシンガントークであり、声優業界でも語り草となっています。
当初のアニメ制作現場において、メガネは台本に書かれた台詞以上にアドリブで膨らまされ、千葉繁のテンションとスタジオの熱気が呼応するように長大な台詞へと進化していきました。「諸星あたる!貴様という奴はーっ!」「ラムさんのためなら、たとえ火の中、水の中、宇宙の果てまで!」といった絶叫は、視聴者の脳裏に強烈な残像を焼き付けました。
千葉繁自身、当時のアフレコ収録後は酸欠で倒れそうになるほどの極限状態でマイクに向かっていたと振り返っています。理路整然とした難解な語彙を狂気の叫びへと昇華させる芝居は、声優・千葉繁の代名詞となり、のちの数々のアニメ作品におけるハイテンション演技の礎を築きました。