昨今、人材サービス業界では大きな変化が起きている。出社することなく即日で会社を辞められる退職代行サービスが爆発的な普及を見せる一方で、それとは真反対に「辞める辞める」と言い続けながら絶対に辞めない社員の存在が際立つようになった。
退職代行を利用してあっさりと去っていく若手世代がいる一方で、組織にしがみつきながら不満をまき散らす層が残る。人材サービス業界の専門家は、「一見すると正反対に見える両者だが、根底にあるのは『会社との対話の不全』という共通の課題だ」と指摘する。対話を諦めて外部サービスに頼るか、対話を歪んだ形で求めて衝動的なポーズを取り続けるか、という違いに過ぎないのだ。