室内でバジルを長く育てていると、1本の茎だけが天井に向かって伸び続け、収穫できる葉が少なくなってしまうケースが目立ちます。これを防ぎ、こんもりとした豊かな株に育てる必須テクニックが「摘心(ピンチ)」と「剪定」です。
バジルの剪定と摘心のやり方は非常にシンプルです。苗が成長し、本葉が6〜8枚(草丈が15〜20cm程度)になった段階で、一番上にある主茎の成長点をハサミで切り落とします。
成長点を摘み取ると、植物ホルモンの働きによって葉の付け根から新しい2本の側枝(脇芽)が勢いよく伸び出します。その側枝がさらに育ったら再び先端を摘心する、というプロセスを2〜3回繰り返すことで、茎の数が2本から4本、4本から8本へと倍々で増加し、限られた室内スペースでも収穫量が格段に跳ね上がります。
また、夏場以降に枝先へ白い小さな花芽が見えてきたら、開花する前に速やかに摘み取ってください。バジルは花を咲かせて種を作ろうとすると葉が固くなり、独特の豊かな香りが一気に失われてしまいます。葉を柔らかく美味しく保つためにも、花芽の除去は徹底して行いましょう。