バストサイズの表記において、Dカップとは「トップバストとアンダーバストの差が約17.5cm」であることを意味する。しかし、この「17.5cm」という数値だけでは、実際のボリューム感を正確に捉えることはできない。理由はシンプルだ。胸のカップ数はあくまで「高さの差」を示しているに過ぎず、全体の「容積(ボリューム)」を表す指標ではないからだ。
第一に、胸の形や幅には大きな個人差がある。底面積が広く高さが出にくい「椀型」や「拡散型」の胸の場合、17.5cmの差があっても正面からのグラマラス感は抑えめに見える。一方で、底面積が狭く前へと突き出る「ロケット型」であれば、同じDカップでも目立ちやすい。
第二に、着用するブラジャーの構造だ。ノンワイヤーや薄手のパッド、ナイトブラなど、補正力の異なる下着を着用している場合、服の上に現れるシルエットはまるで変わってくる。現代のトレンドは「ナチュラルな盛り感」へとシフトしており、過度な補正を避ける女性が増えたことも、見た目が控えめに見える一因となっている。