ハイムリック法の正しいやり方と手順!乳児・妊婦への禁忌と窒息救急

ハイムリック法の正しいやり方と手順!乳児・妊婦への禁忌と窒息救急

ハイムリック法の正しいやり方と手順!乳児・妊婦への禁忌と窒息救急の手順について徹底ガイドします。初心者でも安心のガイドをご覧ください。

東京消防庁等の救急搬送データによると、気道異物による救急搬送は通年発生しているものの、12月から1月にかけて突出して急増します。その主原因となっているのが「餅」や「団子」といった粘着性の高い食品です。搬送者の約9割を65歳以上の高齢者が占めており、死亡または重篤な状態に至る割合が極めて高いのが特徴です。

高齢者が窒息に至りやすい背景には、加齢に伴う嚥下反射の低下、唾液分泌量の減少、義歯による咀嚼能力の低下といった身体的変化があります。水分で喉を潤す前に固形物を飲み込んだり、会話に夢中になって十分に噛まずに飲み込んだりした瞬間に気道閉塞が発生します。

救急救命の現場報告や検証データでしばしば指摘されるのが、「パニック状態に陥った家族による誤った初期対応」です。喉の奥に指を突っ込んで掻き出そうとした結果、異物をさらに気道の奥深奥部へ押し込んで完全閉塞を完成させてしまったり、掃除機での吸引を試みて時間を浪費し、脳への酸素供給を途絶えさせてしまったりする悲劇的な事例が報告されています。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。