ネット上のコミュニティやSNSでは「勝点と得失点差だけを見れば順位争いの結末は予測できる」と語られがちですが、これにはプロの現場視点から見た明確な盲点が存在します。
第1の盲点は、プレミアリーグ独自の財務規定である「収益性と持続可能性に関する規則(PSR: Profitability and Sustainability Rules)」に伴う勝点剥奪リスクです。過去シーズンでも複数クラブが財務違反によってシーズン途中で勝点を剥奪され、一瞬にして残留争いへ突き落とされた経緯があります。現在も一部クラブに対する財務調査が進行中と報じられており、ピッチ外の裁定が順位表を書き換える可能性は排除できません。
第2の盲点は、「未消化試合数と過密日程の累積疲労」です。FAカップやカラバオカップ、欧州カップ戦を勝ち進んでいるクラブはリーグ戦の日程が後倒しになり、「見かけ上の順位が低くても消化試合数が2試合少ない」という状況が発生します。しかし、終盤戦に週2試合ペースが連続して主力の負傷離脱が相次ぎ、手中に収めるはずだった勝点を落とすケースが歴代順位の統計上多発しています。