藁人形に宿る呪いと歴史の謎!丑の刻参りから現代ホラーの裏側へ

藁人形に宿る呪いと歴史の謎!丑の刻参りから現代ホラーの裏側へ

藁人形に宿る呪いと歴史の謎!丑の刻参りから現代ホラーの裏側への見逃せないポイントをわかりやすく整理しました。

丑の刻参りの発祥の地としてしばしば名が挙がるのが、京都の貴船神社だ。水神を祀る美しく静謐な境内には、今もどこかピンと張り詰めた空気が漂う。

伝説によれば、平安時代に心変わりした夫を恨んだ貴族の女性が、貴船神社に参籠して「生きながら鬼にしてほしい」と祈願したことが悪名高い「橋姫伝説」の始まりとされる。彼女は自らの髪を切り、顔に朱を塗り、頭に鉄輪を載せて宇治川に身を投じた。神聖な祈願の場であった神社が、いつしか凄惨な復讐の舞台へとすり替わった象徴的な逸話だ。

元来、深夜の参拝は神の霊力に最も接近できる聖なる時間とされていた。だが、人間のエゴイズムが神聖な儀式を歪め、死へと誘う恐怖の仕掛けへと塗り替えてしまった歴史がここにある。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。