競馬におけるオッズは、胴元が最初から払い戻し倍率を決めるブックメーカー方式とは異なる。日本中央競馬会(JRA)をはじめとする日本の公営競技で採用されているのは、購入された馬券の総売上から一定の控除率を差し引き、残りの金額を的中者全員で分け合う「パリミュチュエル方式」だ。
単勝馬券の場合、JRAの控除率は原則として20%に設定されている。つまり、集まった投票合計額の80%がプールされ、そのプール金を該当馬に賭けられた票数で割ることで勝ち馬の倍率が弾き出される計算だ。
2026年現在、この計算プロセス自体は不変であるものの、データの集計処理スピードと投票インフラの高速化により、オッズの算出頻度はミリ秒単位へと進化を遂げた。一見安定しているように見えても、裏では秒単位で予想倍率が再計算され続けているのだ。