彼の輝かしいキャリアの第一歩は、原宿でのスカウトだった。大手芸能事務所スターダストプロモーションに所属し、瞬く間に若手俳優としての頭角を現していく。当時は美男子としての清涼感あふれるルックスが際立ち、学園ドラマや王道のラブストーリーで一躍脚光を浴びた。
しかし、本質的な才能は甘いマスクの裏側に隠された狂気と切実さだった。型に嵌められることを拒み、自らの手でイメージを崩壊させながら表現の幅を泥臭く押し広げていく選択を取る。この初期におけるアイデンティティの脱皮が、のちに彼を単なるアイドル俳優から孤高のカメレオン俳優へと進化させる決定的な分岐点となった。