標準偏差の計算は単体で終わるものではありません。AVERAGE関数とSTDEVを連動させることで、社内試験や営業成績の評価で多用される「偏差値」を簡単に割り出すことができます。
1. 基本的な標準偏差の数式入力
売上データやテストの点数がセルB2:B51(50件)に入力されている場合、任意の計算セルに以下のように入力します。
=STDEV.S(B2:B51)
これにより、50件のサンプルデータから導かれた不偏標準偏差が一瞬で算出されます。
2. Excel偏差値の出し方(計算式の実装)
統計学における偏差値は、「平均を50、標準偏差を10」に標準化した指標です。個人のスコアがセルB2、集団の平均値がセル$E$2(AVERAGE関数で算出)、標準偏差がセル$E$3(STDEV.Sで算出)にある場合、偏差値を求めるセルには以下の数式を組みます。
=(B2 - $E$2) / $E$3 * 10 + 50
または、関数を直接入れ込んで1行で記述することも可能です。
=(B2 - AVERAGE($B$2:$B$51)) / STDEV.S($B$2:$B$51) * 10 + 50
この数式をオートフィルで下方向へ展開すれば、データ全員分の偏差値が一覧化されます。平均点ちょうどであれば偏差値は50.0、平均から「標準偏差の1倍分」高ければ60.0、2倍分高ければ70.0となります。