稀惺かずとを取り巻く家系図は、日本の近代経済史およびエンターテインメント史そのものと言っても過言ではありません。報道各社の家系取材資料や公式記録を照らし合わせると、その血統の重厚さが浮き彫りになります。
高祖父にあたるのは、阪急電鉄や東宝、そして宝塚歌劇団を創業した実業家・小林一三氏です。さらに曽祖父には東宝第6代社長の松岡辰郎氏、祖父には元テニス日本代表で東宝名誉会長の松岡功氏が名を連ねます。また、祖母の千波静(せなみ・しずか)氏は元宝塚歌劇団星組男役(44期生)であり、大叔母にあたる千波淳氏・千波薫氏も元タカラジェンヌという、劇団の歴史に深く根ざした家系です。
家族構成は、父・修造氏、母・恵美子さん、長女の恵(稀惺かずと)、長男、次女の5人家族です。名門一族でありながら、家庭内では特別扱いされることなく、自らの意志で夢を掴み取る教育が徹底されていました。