現在、全国の美術館や文学館を巡回している『鈴木のりたけ展 旅する制作スタジオ』をはじめとする大規模な原画展は、各地で記録的な来場者数を更新しています。従来の「静かに絵を鑑賞する」スタイルの美術展とは一線を画し、鈴木氏の作業デスクの完全再現や、絵本の世界に入り込める巨大立体オブジェ、実際に触って体験できるギミックが随所に配置されています。
現場取材で見えてくる特筆すべきポイントは、原画の圧倒的な筆致と制作メモの公開です。『しごとば』シリーズのために描かれた膨大な取材スケッチや、職人のインタビューテープを起こしたノート、ミリ単位で修正が重ねられた下書きなど、元エンジニア・デザイナーらしい徹底した論理的アプローチを間近で確認できます。
なお、各地で開催されるサイン会やワークショップは事前抽選制や当日整理券配布となるケースがほとんどです。参加希望者は美術館や書店の公式告知を随時確認し、受付開始日時を把握しておくことが推奨されます。