国内における衛生製品の品質担保において重要な指標となっているのが、JIS T 9001である。この公的規格は、一般用および医療用のマスクについて、捕集機能や通気性などの性能要件を厳格に定めている。厚生労働省も感染対策の基本指針において、要求される防護レベルに応じた適切な製品の選定を推奨してきた。
JIS規格の試験をクリアした不織布製品は、花粉や細菌、微粒子を95%以上遮断する高いスペックを備えている。一方で、伝統的なガーゼ製品の多くはこれらの高い微粒子捕集基準を満たすことを目的として設計されていない。行政や公的機関が推奨する高リスク環境下での標準装備としては不織布が推奨されるが、日常の低リスクな生活環境においては、着用者の身体的負担軽減とのバランスが評価されるケースもある。