なぜ指定自動車教習所はここまで効果測定の合格基準を厳格に設定しているのか。その理由は、警察庁交通局および都道府県公安委員会が定める運転免許行政の厳格な指導基準に基づいている。
指定自動車教習所を卒業した者は、運転免許試験場での実技試験が免除されるという大きな特権を持つ。これは教習所が「責任を持って安全なドライバーを育成・選別している」という公安委員会からの高い信頼の上に成り立っている制度だ。教習所側としては、学科知識が不十分なまま路上試験である卒業検定へ進ませるわけにはいかない。
効果測定の合格点(一般的に90点以上)をクリアすることは、単なる教習所内のルールではなく、国家公安委員会が求める道路安全水準に到達している証明でもあるのだ。