緑豊かな識名園にもほど近い那覇市字真地。丘陵地に佇む那覇市民体育館は、1986年の開館以来、市民スポーツの中核として君臨してきた。だが、築40年近くが経過し、空調設備の効率低下やバリアフリー構造のアップデートが急務となっている。ここに切り込んだのが那覇市役所だ。
知念覚市長が率いる現市政は、インフラの長寿命化と市民サービスの向上を両立させるべく、「那覇市公共施設個別施設計画2026」の策定を推進。体育館の抜本的な改修および機能強化を重要施策に位置付けた。単なる修繕にとどまらない。ゼロカーボンシティ実現に向けた省エネ化や、非常時の広域避難拠点としての機能強化など、多層的な役割を担わせる構図が明確になってきた。