「日中は平気なのに、朝起きて布団を出た直後に10回以上くしゃみが止まらなくなる」という現象は、臨床現場でモーニングアタックと呼ばれています。
モーニングアタックが発生するメカニズムには、主に2つの要素が関係しています。1つ目は、就寝中の副交感神経優位な状態から起床時の交感神経優位へと切り替わるタイミングで、自律神経のバランスが一時的に乱れ、鼻粘膜の血管運動が過敏になること。2つ目は、起床時の動作によって寝室内の床や寝具に堆積していたハウスダスト(ダニの死骸やフン、ホコリ)が空中に舞い上がり、それを一気に吸い込んでしまうことです。
効果的なハウスダスト対策としては、起床時に急激に起き上がらず静かに布団をめくること、寝室の加湿器を活用して湿度を50〜60%に保つこと、そして寝具専用の掃除機がけを週に1〜2回実施することが推奨されます。また、冬場や季節の変わり目は、枕元に上着を用意しておき、布団から出る瞬間の急激な体温低下を防ぐ工夫が劇的な予防効果を発揮します。