痛風で食べてはいけないものとして、真っ先にレバー類(鶏・豚・牛)、白子、アンコウの肝、マイワシの干物、カツオといった「極めて高プリン体(100g中300mg以上)」の食材が挙げられます。しかし、近年の臨床現場でそれ以上に問題視されているのが果糖(フルクトース)の過剰摂取です。
清涼飲料水やエナジードリンク、菓子類に多用される「果糖ブドウ糖液糖」は、肝臓で代謝される際にATP(アデノシン三リン酸)を急激に消費し、その分解副産物として尿酸の生成を爆発的に増やします。プリン体を全く含まない清涼飲料水であっても、毎日多量に飲む人は痛風発症リスクが有意に上昇することが判明しています。
「プリン体カット」を謳うアルコール飲料を飲みながら甘いお菓子や揚げ物を過剰に食べる行為は、まさに木を見て森を見ない典型的な誤りです。脂質の過剰摂取も肥満を介してインスリン抵抗性を悪化させ、腎臓での尿酸排泄を邪魔する重大なリスク因子となります。