新人公演を卒業した後の侑輝大弥は、本公演・別箱公演を問わず、作品のキーマンとなる重要な役どころを次々と任されるようになります。
その真骨頂が発揮されたのが、2026年全国ツアー公演『激情-ホセとカルメン-』における闘牛士エスカミリオ役です。名だたる上級生たちが歴代演じてきた色男の象徴的な役に抜擢されると、マントを翻す立ち姿の美しさと、自信に満ちた妖艶な微笑みで観客を圧倒。荒々しさと貴族的な華やかさを同居させた演技は、花組の伝統である「男役の色気」を見事に体現していました。
さらに2026年の御園座公演『ドン・ジュアン』では、永久輝せあ演じる主人公を諫めつつ見守る親友ドン・カルロ役を熱演。従来の情熱的な芝居に加え、抑制の効いた包容力と重厚な歌唱力を披露し、役者としての表現の幅を大きく広げました。続く『エンジェリックライ』『Jubilee』や2026年以降の話題作『悪魔城ドラキュラ』『Go West!』に至るまで、役替わり公演や重要ポジションを着実に務め上げ、組になくてはならない主要男役としての地位を揺るぎないものにしています。