マロウドイン赤坂閉館の真相と跡地の現在|名門ホテルの歴史と評判を総括

マロウドイン赤坂閉館の真相と跡地の現在|名門ホテルの歴史と評判を総括

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港区赤坂6丁目に位置したマロウドイン赤坂は、東邦観光開発株式会社が手がける「マロウドチェーン ホテル」の主要拠点として、1970年代から長きにわたり営業を続けてきました。多くのリピーターに愛された同館が閉館を決断した背景には、複合的な要因が絡み合っています。

最大の要因として挙げられるのが、建物の経年劣化と大規模改修にかかる莫大なコストです。昭和後期の設計である同館は、客室内の配管設備や個別空調への更新、現行の耐震基準への適応など、抜本的なリノベーションを行うには数十億円規模の投資を要する段階に達していました。

さらに、2026年以降のパンデミックによる出張需要の激減と訪日外国人客の消失が追い打ちをかけました。当時のホテル業界全体の稼働率は一時20%台前半まで落ち込み、赤坂エリアの宿泊施設も深刻な打撃を受けました。マロウドグループとしては、修繕投資の回収リスクと固定資産税などの保有コストを天秤にかけ、資産の最適化を図る経営判断を下したというのが業界関係者の一致した見立てです。

山田 真由
著者

山田 真由

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