立花孝志氏のプライベートを語る上で欠かせないのが、NHK職員時代に人生を共にした元妻の存在です。立花氏の経歴と結婚・離婚の経緯を振り返ると、壮絶な転落と闘病の歴史が浮かび上がります。
立花氏は大阪府立信太高校を卒業後、1986年にNHKへ入局。主に経理畑や報道現場の進行業務を担当し、年収1,000万円を超えるエリート職員として順風満帆な生活を送っていました。この安定期に一般女性である元妻と結婚し、家庭を築いています。
平穏な家庭生活が崩壊する契機となったのが、2005年の週刊文春によるNHK不正経理告発(内部告発)でした。内部告発者となった立花氏はNHKを依願退職。そこから生活は暗転します。
- 生活基盤の急変:年収1,200万円クラスの安定収入から一転、無職となりパチンコで生計を立てる日々へ突入。
- 重度のうつ病発症:組織からのバッシングや孤立、将来への極度の不安から精神のバランスを崩し、長期間にわたり抗うつ剤を服用。
- 価値観の決定的な乖離:「NHKをぶっ壊す」という社会的闘争に執念を燃やす立花氏と、平穏で安定した日常を望む家族との間に埋めがたい溝が生じたこと。
自著やインタビュー動画において、立花氏は当時の離婚理由について「自分が家族を養える状態ではなくなり、精神的にも追い詰められて迷惑をかけ続けた」「相手を巻き込まないための決断でもあった」と率直に振り返っています。家庭内暴力などの不祥事ではなく、組織との全面戦争に突入したことによる経済的困窮と精神的破綻が招いたやむなき離別であったことが分かります。