健康な状態の尿は、淡い黄色から麦わら色(淡黄色)をしており、澄んでいて濁りがありません。この黄色い色素の正体は、血液中の赤血球が役目を終えて分解される過程で作られる「ウロビリン(ウロクローム)」と呼ばれる成分です。
腎臓は血液を絶え間なくろ過し、老廃物や余分な水分、電解質を尿として濃縮・調整します。体内の水分量が不足するとウロビリンの濃度が濃くなり、水分が多ければ薄まります。しかし、腎臓のろ過機能そのものが低下したり、肝臓や胆管に異常が起きて胆汁色素(ビリルビン)が血中にあふれ出たりすると、尿の色調は劇的に変化します。つまり、尿の色と肝臓腎臓の機能低下は直結しており、日々の排尿チェックは最も手軽で確実なセルフモニタリング手段なのです。