英語表記の月名短縮形に関して、インターネット上で多くの誤解を生んでいるのが「ピリオド(.)をつけるべきか否か」という表記ルールの統一性です。
結論として、ピリオドの有無は使用する「スタイルガイド」や媒体の基準によって異なるというのが言語学および出版実務上の正確な事実です。短縮された単語であることを示す文法規則(省略のピリオド)に基づけば「Jun.」とするのが伝統的ですが、デザイン性や可読性を重視するカレンダー表示やデジタルUI、国際標準化機構(ISO)のデータ伝送規格では、ピリオドを省いた「Jun」が標準採用されています。
さらに、米国の代表的な報道基準であるAP通信のスタイルガイド(AP Stylebook)では、「March, April, May, June, July」などの短い月名は文章中で短縮せず、そのままスペルアウト(全文字表記)することが定められています。一方、学術論文で用いられるMLAスタイルでは「May, June, July」を除くすべての月に短縮形ピリオドを用います。つまり、「Jun」と書かれていても「Jun.」と書かれていても、指し示している対象はまったく同じ「6月」です。