肉体関係を結んだことで絶頂に達したかに見えた二人の関係は、2年生編終盤において一気に崩壊のカウントダウンへと突入しました。その最大の引き金となったのが、Bクラス(元Dクラス)のリーダー・一之瀬帆波の存在です。
2年生編中盤以降、綾小路は精神的に追い詰められていた一之瀬に計画的に接近しました。雨の中での密会、部屋での二人きりの接触を経て、一之瀬の脆い心を巧みに掌握。彼女の綾小路に対する感情を極限まで肥大化させ、リーダーとしての覚醒を促しました。
そして迎えた2年生編12巻の学年末試験。綾小路は一之瀬との直接対決において、彼女の精神を一度完膚なきまでにへし折る冷酷非道な手腕を見せつけます。その一方で、自身が描く「3年生編でのクラス移籍」というグランドデザインを達成するため、軽井沢恵との関係を精算するフェーズに入ったことが明確に示唆されています。
軽井沢との関係は、もはや「教科書として学ぶべき章」をすべて読み終えた状態にあります。彼女が綾小路の庇護を失ったときに自立できるのか、それとも再び過去のトラウマに押し潰されるのか。綾小路が軽井沢の手を離す瞬間は、もはや時間の問題となっています。