初島:東京から最短・最安で行ける“手ぶらリゾート”
東京から行ける島で、もっとも日帰り難易度が低いのは初島だ。熱海港から高速船で約30分。東京駅から熱海駅まで新幹線こだまで約40分、熱海駅から熱海港まではバスまたはタクシーで約10分。朝8時に東京駅を出れば、10時前には島のカフェで朝食をとれる計算になる。
初島の特徴は、島全体が「のんびりした観光地」として整備されている点。島内には日帰り温泉施設やシーフードレストラン、アスレチック施設があり、小さな子供連れでも歩き回りやすい。実際、SNS上の口コミでも「船酔いの心配が少なく、30分で着くのが楽」「都心から2時間以内で南国気分になれる」という声が目立つ。一方で「観光地化されすぎていて秘境感はない」という意見もあり、非日常感を求める人には物足りないかもしれない。
伊豆大島:日帰り可能な東京の離島としては“本命”
伊豆大島は、東京都心から最も近い本格的な離島だ。竹芝桟橋からジェット船で1時間45分。朝8時台の便に乗れば10時過ぎには大島へ着き、夕方17時台の復路便で20時前に東京へ戻れる。滞在時間は約6時間。レンタカーを借りれば、三原山の火口、裏砂漠、地層切断面、温泉施設を一通り回ることは可能だ。
伊豆大島のフェリー時間は季節によって変動する。2026年現在、東海汽船は大型フェリー「さるびあ丸」が夜行便として毎日運航。22時30分に竹芝を出航し、翌朝6時過ぎに大島へ着く。ジェット船は1日3〜4便。日帰りに使うなら「行き:ジェット船の朝便」「帰り:ジェット船の夕方便」の組み合わせが鉄板だ。
ただし、ここで知っておきたいのは欠航リスク。伊豆諸島航路は冬場の西高東低の気圧配置で海が荒れやすく、特にジェット船は波高3メートルを超えると運休になる。1月〜2月の日帰り計画は、前日までに東海汽船の運航情報を必ず確認したい。
式根島:時間と体力に余裕がある人のみ検討を
式根島は、日帰り可能な島として検索されることも多いが、実態はかなりハードだ。竹芝桟橋から直行ジェット船で片道3時間10分。始発便に乗っても到着は昼前で、復路の最終便は15時台。滞在時間はわずか3時間ほどになる。現地の足を考えると、海水浴や温泉を楽しむ時間はほぼない。
編集部としての見解を率直に言えば、式根島へ行くなら最低1泊は確保すべき。島の魅力である「泊海水浴場」「地鉈温泉」は、時間をかけてこそ味わえる場所だ。SNSで「日帰りで行けた」という投稿は、実際には前夜に竹芝を出て新島経由の夜行フェリーを使い、式根島で数時間過ごして戻る“弾丸夜行”がほとんど。休日を丸2日使う覚悟がある人向けのルートだと認識してほしい。