ここが最大の争点である。崩れにくいパウダーファンデを求める人ほど、実は「カバー力が仇になる」事態に直面しやすい。なぜなら、高カバー製品は顔料濃度が高い分、皮脂と混ざったときに粒子同士が結合してヨレやすくなるからだ。特に毛穴が開きやすい鼻周りでは、ファンデーションが毛穴の縁に沿って落ち込み、かえって毛穴が目立つ「毛穴落ち」が発生する。
2026年の処方設計では、この構造的欠陥を克服するため「皮脂を固めて化粧膜ごと保持する」アプローチが主流となった。具体的には、皮脂と反応して半固体化するポリマーが、余分な油分を閉じ込めながらファンデーションの膜を維持する。加えて、毛穴の凹みに落ちた粉が目立たないよう、板状粉体を配合して表面の凹凸を光学的に平坦化する工夫も一般化している。
「脂性肌 毛穴落ち 防止」を実現するための実践的ステップは以下の通りだ。
1. スキンケアで皮脂量を整える。油分の多いクリームを朝に使うと、ファンデーションが滑って崩れる原因になる。
2. 毛穴を埋める下地を使う。シリコーン系のプライマーをTゾーンに薄く伸ばすだけで、毛穴落ちの発生率が大幅に下がる。
3. パウダーファンデは「厚く重ねない」。一回で隠そうとせず、薄く2回重ねることで密着度が高まる。
4. 仕上げにプレストパウダーを軽く置く。特に脂性肌は、この一手間で持続時間が大きく変わる。