尾畠さんが残した言葉の数々は、現代を生きる多くの人々の胸を打ち続けています。なかでも最も有名なのが、恩師から教わったという以下の座右の銘です。
「かけた情けは水に流せ、受けた恩は石に刻め」
人にしてあげた親切は見返りを求めずに忘れ去り、人から受けた恩義は生涯忘れずに心に留めよ、というこの言葉は、まさに彼の生き方そのものです。
また、家庭環境においては、長年連れ添った妻への深い感謝を抱きつつも、自らの信念を貫くために生活の拠点を分けて自立した関係を築いてきました。「自分の好きなことをさせてもらっているのだから、家族に迷惑や負担はかけられない」というけじめを持ち、誰にも甘えることなく一人の男として自律した生き方を貫いています。