2019年4月30日、公式サイト「Apia-net」を通じて発表された遠藤ミチロウの訃報は、音楽界のみならず幅広い文化層に大きな衝撃を与えました。公式発表および関係者の証言によると、死因は膵臓(すいぞう)がんであり、2019年4月25日に都内の病院で息を引き取りました。享年68。
闘病の経緯は過酷を極めました。2018年、体調不良を訴えて精密検査を受けた結果、膵臓がんが発覚。同年下半期に摘出手術を受け、予定されていた全国ツアーやライブ活動の一時休止を余儀なくされました。しかし、本人は決して表現の灯を消そうとはしませんでした。SNSや公式サイトを通じてファンへ向けたメッセージでは、病魔への恐怖を率直に滲ませつつも、
「必ずステージに戻る」
という強い意志を繰り返し発信。病床にあってもアコースティックギターを手に新曲の構想を練り、アピア40などのゆかりのライブハウス復帰を目指してリハビリに励んでいました。しかし、病状は徐々に進行し、春の気配が色濃くなった4月下旬、静かにその波乱に満ちた生涯の幕を閉じました。
訃報が報じられると、Twitter(現X)をはじめとするネット上では、「日本のパンクの象徴が逝ってしまった」「痛烈な言葉に救われた青春だった」といった追悼の声が殺到。世代を超えたミュージシャンや文化人から、彼の残した言葉と姿勢を讃えるコメントが相次ぎました。