メルカトル図法の日本地図は歪みだらけ?本当の大きさと驚きの真相

メルカトル図法の日本地図は歪みだらけ?本当の大きさと驚きの真相

メルカトル図法の日本地図は歪みだらけ?本当の大きさと驚きの真相について見逃せない 事実を分かりやすく解説いたします。

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地図には用途に応じた多様な表現方法が存在します。メルカトル図法の歪みを克服するために考案された代表的な図法と、それぞれの強み・弱みを比較してみましょう。

地図投影法保持される性質(特徴)主な欠点・歪みの傾向主な用途・採用例メルカトル図法正角性(任意の2点間の角度が正しい)高緯度ほど面積が著しく拡大。極点は無限遠となり描けない航海図、海図、Webマップ(Googleマップ、OSMなど)モルワイデ図法正積性(地球全体の面積比が正しい)周辺部(高緯度・端部)の陸地形状が大きく斜めに歪む教科書の分布図(人口密度・気候帯・資源産出量など)正距方位図法中心からの距離と方位が常に正確中心以外の地点間の距離や形状は激しく歪む。外周は地球の裏側航空路図、国際連合のシンボルマーク、ミサイル防衛図オーサグラフ(AuthaGraph)面積と形状のバランスを極限まで両立経線・緯線が直線にならず曲線や傾斜を描くため方角把握が直感的でない日本発の新規図法(グッドデザイン大賞受賞)、現代の科学館・教科書

モルワイデ図法との違いにおいて特筆すべきは、地図の「何を優先するか」という目的の違いです。統計データや世界の資源分布を示す際、面積の比率が狂っているメルカトル図法を用いると誤った認知を与えるため、教育現場の統計地図では正積図法であるモルワイデ図法やサンソン図法が採用されます。

一方、正距方位図法の特徴は「中心に置いた地点からの最短距離(大圏航路)と方位が直線で表せる」点にあります。東京を中心にした正距方位図法を見ると、アメリカ大陸へ向かう航空路がアラスカ上空を経由する理由が一目で直感理解できます。

近年、世界的な注目を集めた日本発のオーサグラフ世界地図(建築家・鳴川幸広氏らが考案)は、球体を正四面体に投影したのち長方形に展開する画期的な手法により、大陸の形状と面積比の双方をほぼ破綻なく表現することに成功しました。これにより、従来の地図では分断されがちだった南極大陸や北極海を含めた地球の連続性が視覚化されています。

中島 亮太
著者

中島 亮太

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。