ファンにとって大きな衝撃となったのが、2019年9月のFlower解散、そして2026年末のE-girls解散でした。絶大な人気を誇りながら、なぜ彼女たちはグループの幕引きを選んだのでしょうか。当時の特番インタビューやメンバーの手記、関係者の証言を突き合わせると、そこには過密な芸能界の中で模索した「個々の自立」という現実的なテーマが浮かび上がります。
Flowerにおいては、メンバーの相次ぐ脱退や結婚・引退などの人生の岐路が重なり、グループとしての表現を追求し続ける限界に直面しました。鷲尾自身も「Flowerという宝物を中途半端な形で残すのではなく、美しい形のまま完結させたい」という趣旨の告白を残しています。
続いて決断されたE-girlsの解散についても、一部で囁かれたようなメンバー間の不協和音ではなく、「20代半ばを迎えたメンバーそれぞれが、モデル、女優、ダンサー、ソロシンガーとしてのネクストステージへ進むための発展的解消」が公式発表通りの真実でした。当初予定されていたラストツアーが2026年の新型コロナウイルス感染拡大により大半が中止に追い込まれるという不運に見舞われながらも、同年12月31日のラスト配信ライブをもって、グループは約9年間の栄光の歴史に誇り高くピリオドを打ちました。