SNSやグルメサイトで「濃厚」と謳われる抹茶スイーツの中には、消費者が知っておくべき大きな落とし穴が存在します。緑色を過剰に強調するために着色料(クロロフィル等)や抹茶フレーバー香料を添加し、粉末緑茶(煎茶の粉末)を混ぜてコストを抑えているケースが散見される点です。
本来の抹茶とは、覆下(おおいした)栽培によって直射日光を遮り、アミノ酸(テアニン)を豊富に蓄えた茶葉「碾茶(てんちゃ)」を石臼で丹念に挽き上げたものを指します。この伝統製法による抹茶は、単に苦いだけでなく、口に含んだ瞬間に豊かな旨味と甘みが広がり、後味に爽快な余韻が残ります。
「色が濃い=上質」という短絡的な認識は誤りであり、本物の碾茶由来の抹茶は光や熱に極めて繊細です。抹茶スイーツ 専門店 評判を精査する際は、茶葉の産地(京都府宇治、愛知県西尾、静岡県など)やシングルオリジンの農園名が明記されているか、そして無香料・無着色にこだわっているかを確認することが失敗しないための防衛策となります。