あいみょん自身は、結婚に対してどのような想いを抱いているのでしょうか。インタビューやライブのステージ上で語られた生の声から、彼女のリアルな心境が浮かび上がってきます。
兵庫県西宮市出身の彼女は、6人姉弟(上から2番目の次女)という大家族で育ちました。幼少期から多くの兄弟や甥・姪に囲まれて暮らしてきたバックボーンがあり、家族という共同体への愛着は人一倍強いことで知られています。過去の音楽特番や雑誌インタビューでも、「大家族の中で育ったから、いつかは自分も子どもを産んで温かい家庭を持ちたい」「お母さんになるのが夢の一つ」と語るなど、ポジティブな結婚願望を隠したことはありません。
しかし一方で、同世代の環境変化に対するリアルな心情も吐露しています。あるライブのMC中、客席に向かって語りかけた言葉がファンの間で強い共感を呼びました。
「そういえば去年で親友全員結婚して、今日会場に来てくれててん…」
地元の親しい仲間たちが次々と人生のステージを進めていくことへの祝福と、表現者として最前線を走り続ける自分自身の立ち位置とのギャップ。そこには、孤独や焦りではなく、「自分には今、音楽を通して果たすべき表現がある」という覚悟が滲んでいました。現在も独身を貫いている理由は、決して結婚を拒否しているわけではなく、年間を通じたアルバム制作やスタジアム級ツアーの責任、そして自身の表現活動に対する誠実さの表れと言えます。