シベリア原産で冷涼な気候を好むルバーブ。かつては長野県や北海道などの一部地域でしか栽培されていなかったこの酸味の強い野菜が、今、全国的なスイーツブームの火付け役となっている。
背景にあるのは、近年の「甘さ控えめ」を好む消費者の嗜好変化だ。ルバーブの茎を砂糖で煮詰めて作るジャムやタルトは、独特の鮮やかな赤色と、レモンのようなシャープな酸味が特徴。これがSNS映えするだけでなく、大人の味わいとしてヒットした。温暖化の影響で従来の作物の栽培が難しくなった寒冷地の農家にとっても、寒さに強いルバーブは新たな救世主として作付け面積が急増している。