DIY愛好家や車・バイクの整備士といった、パーツクリーナーの性質を熟知している現場の人間ほど、室内での使用には強い拒絶感を示しています。整備歴15年を超えるメカニック男性(東京都・40代)は次のように証言します。
「整備工場で作業するときですら、床にこぼれたパーツクリーナーに引火しないよう防爆仕様の換気扇を回し、消火器をすぐ横に置いて作業します。気化したガスは空気より重いため、床を這うように溜まっていく性質がある。密閉されたキッチンの床に向かってパーツクリーナーをぶちまけるなんて、自分から火薬庫にライターを投げ込むような自殺行為です」
一方で、SNSでは「知らずに使って賃貸のフローリングに白いシミを作り、敷金がゼロになった」「家族が気分を悪くして救急搬送された」といった生々しい失敗談が後を絶ちません。手軽さという甘い言葉の裏側に潜む実態を、利用者の声は如実に物語っています。