ネット上で「神宮寺勇太 嫌い 理由」や「神宮寺勇太 アンチ 一体なぜ」と検索される現象を掘り下げると、人格そのものに対する否定というよりも、特定の出来事を契機とした強い感情的反発が複雑に絡み合っていることが分かります。主な要因は大きく4点に集約されます。
第1の要因は、脱退発表時の会見で見せたスタンスに対する受け止め方の乖離です。当時彼が口にした「誰か1人でも退所するなら、自分も退所すると決めていた」という決断の動機は、友情や連帯感の表明であった半面、残されたメンバーやグループの存続を願っていたファンにとっては「グループの歴史やファンよりも個人の絆を優先した」と映り、強い失望感を生む引き金となりました。
第2の要因は、旧来のパブリックイメージからの急激な脱却です。デビュー以来定着していた「国民的彼氏」という礼儀正しく誠実な王子様像から、TOBE合流後はダークトーンのストリートファッションやハードなヒップホップサウンドへと大きく舵を切りました。この変貌に対して「過去の自分を否定されたように感じる」と受け止めた層から、拒絶反応が噴出しました。
第3の要因として、ファンコミュニティの分断による感情摩擦が挙げられます。King & Princeに残留した髙橋海人・永瀬廉を支持する層と、Number_iとして新天地を選んだ平野紫耀・神宮寺勇太・岸優太を支持する層との間で、SNSを中心とした過激な論争が激化しました。その対立の渦中で、グループのバランサー的存在だった神宮寺が攻撃のターゲットに選ばれやすい構造が生じたのです。
第4の要因は、Number_i内における立ち位置の難しさです。圧倒的なカリスマ性を持つ平野紫耀、天才的な愛されキャラと歌唱力を持つ岸優太という強い個性に挟まれるなかで、「なぜ神宮寺がそこにいるのか」「平野の金魚のフンではないか」といった心ない中傷が一部のアンチから投げかけられた時期がありました。しかし、後述するようにこの見方は彼の本質的な貢献度を大きく見落としています。